猫の肛門腺絞りは本当に必要?お尻歩きの危険信号と痛くない実践法に関する質問を詳しくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

自宅で処置を行う場合、事前の準備と正しい指の使い方が成否を分けます。肛門腺の分泌物は非常に強烈な魚の腐敗臭や鉄錆のような臭気を放つため、飛び散り対策を施した上で、短時間で手際よく終わらせることが猫へのストレス軽減に直結します。

用意するものは、厚手のティッシュペーパーまたはペット用ウェットティッシュ複数枚、使い捨てビニール手袋、ペット用消臭スプレーです。浴室や手入れのしやすい洗面台など、汚れてもすぐに洗い流せる場所で行うのが理想的です。

具体的な手順は以下の3ステップです。

ステップ1:姿勢の確保と位置の確認
猫を優しく保定し、尻尾の付け根を真上に向かってしっかりと持ち上げます。これにより肛門周辺の皮膚がピンと張り、内部の嚢が外側から触知しやすくなります。肛門を中心として時計の4時と8時の位置に指を添えると、溜まっている場合は大豆から小豆大のコリッとした膨らみを確認できます。

ステップ2:下から上へと押し上げる
肛門全体を覆うようにティッシュを持った親指と人差し指で、4時と8時の膨らみの「下側」を挟みます。皮膚の表面をつまむのではなく、奥から手前、そして斜め上(肛門の中心方向)へ向かって優しく押し出すイメージで力を加えます。

ステップ3:速やかな清拭と消臭
液状、ペースト状、あるいは黒っぽい粒状の分泌物が排出されたら、ティッシュで包み込むように拭き取ります。被毛に残った臭いは頑固なため、ぬるま湯で湿らせたタオルや専用ウェットティッシュで周辺を清潔にし、速やかにご褒美を与えて解放してください。