しっぽの皮膚が赤くなっている、膿が出ている、愛猫が気にして舐め続けているといった症状がある場合は、自宅ケアを中断して直ちに動物病院を受診してください。
動物病院では、皮膚の表面をテープで採取して顕微鏡で観察する検査(細胞診)を行い、細菌感染やマラセチア感染の有無を特定します。その上で、以下のようなアプローチで治療が進められます。
・外用薬・内服薬の処方:細菌感染に対しては抗生物質、真菌に対しては抗真菌薬を投与します。炎症が強い場合は一時的に消炎剤を用いることもあります。
・患部の毛刈りと医療用薬浴:塗り薬をしっかり浸透させ、衛生状態を保つためにしっぽの付け根を部分的に毛刈りし、病院専用の薬用シャンプーで洗浄します。
・去勢手術の実施:未去勢のオス猫でスタッドテイルを繰り返す場合、去勢手術を行うことで男性ホルモンの分泌が抑えられ、皮脂腺の活動が劇的に落ち着くケースが多く見られます。
治療期間中は患部を舐め壊さないよう、エリザベスカラーやしっぽ用カバーの着用が必要になる場合もあります。獣医師の指示に従い、処方された薬は途中で止めずに最後まで使い切ることが再発防止の鍵です。