ネットの検索窓に現れる「太る」「体に悪い」という物騒なキーワードの正体は、マルトデキストリンの持つ血糖値スパイクとGI値の高さに起因しています。
GI値(グリセミック・インデックス)とは、食後の血糖値の上昇度合いを示す指標です。ブドウ糖(グルコース)を基準値100とした場合、マルトデキストリンのGI値はおよそ85〜105と極めて高い数値を示します。白米(約84)や食パン(約90)を上回るスピードで血糖値を引き上げるため、摂取直後に膵臓から大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは別名「同化ホルモン(アナボリックホルモン)」と呼ばれ、栄養を筋肉に送り込む役割を果たすと同時に、使い切れなかった余剰糖質を中性脂肪として蓄積させる強力な働きを持っています。つまり、運動をしていない安静時やデスクワーク中にジュース感覚でガブ飲みすれば、急速に体脂肪へと変換されて太るのは当然の摂理です。
「体に悪い」と評されるのも、運動を伴わない状態で急激な血糖値の乱高下(血糖値スパイク)を繰り返すことで、血管への負担やインスリン抵抗性の悪化を招くリスクがあるためです。逆に言えば、体が強烈に糖質を要求している「トレーニング中や直後」に限定して正しく摂取すれば、脂肪になりにくく、純粋に筋肉のリカバリーと同化だけにそのパワーを集中させることができます。