ソウル市内で最大規模の桜の名所といえば、漢江の中州に位置する汝矣島(ヨイド)だ。「汝矣島春の花祭り」の期間中は数キロに及ぶ輪中路が歩行者天国となり、夥しい数の花見客で埋め尽くされる。
韓国観光公社(KTO)の最新データや渡航トレンドを見ても、春のソウルを訪れる日本人旅行者の動線において、汝矣島や蚕室(チャムシル)の石村湖水は欠かせないスポットとなっている。現地では屋台グルメを片手に桜のトンネルを歩く若者たちが、リアルタイムでSNSにショート動画を投稿する姿が日常の風景となった。
旅行先で現地の人々と短い雑談を交わす経験は、机の上の勉強では得られない語学の推進力を生み出す。街の熱気の中で直接耳にする「ポッコッ」の響きは、何よりも鮮明な記憶として定着するはずだ。