米津玄師の絵がプロ級にうまい理由|自作Mvや経歴から画力を徹底解剖の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

米津玄師のビジュアルクリエイティビティが世に知れ渡る決定打となったのが、動画共有サイトで伝説的な人気を博した「ハチ」名義でのボカロP時代です。『結ンデ開イテ羅刹ト骸』『マトリョシカ』『パンダヒーロー』といった代表曲では、楽曲のみならず毒気を含んだキャッチーなイラストや動画編集までを自ら完結させていました。

そしてメジャーデビュー後、その才能を極限まで昇華させたのが名曲『アイネクライネ』のMVイラストレーションです。東京メトロのCMソングとしても話題を呼んだこの楽曲で、彼はすべてのコマを手描きのアニメーションで制作。登場人物の揺れ動く感情や切ない視線の交差が、繊細なパステル調の色彩と滑らかな作画で描かれ、動画再生回数は驚異的な記録を打ち立てました。

『ゴーゴー幽霊船』や『フローライト』などでも見られるように、自ら紡いだ歌詞とメロディの温度感をミリ単位で理解している本人が絵を描くからこそ、音と映像が完璧な調和を生み出しています。