名店直伝ホッピーの美味しい飲み方!3冷の掟と究極の焼酎選びにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

酒場通が口を揃えて「これこそが真髄」と断言する作法がある。それが「三冷(さんれい)」と呼ばれる掟だ。ホッピー、焼酎、そしてジョッキの3つを徹底的に冷やす。氷は一切使わない。氷を入れると時間とともに麦の芳醇な風味が薄まり、炭酸のキレが損なわれてしまうからだ。

黄金比率は「焼酎1に対してホッピー5」。あるいは濃いめを好むなら「1対4」。あらかじめキンキンに凍らせたジョッキに冷たい焼酎を注ぎ、その上から勢いよくホッピーを泡立たせるように注ぎ込む。マドラーでかき混ぜてはならない。炭酸の対流だけで自然に混ざり合うのが理想だ。

酒場でのオーダー作法も極めて合理的だ。グラスに入った焼酎を「ナカ」、ボトルに入ったホッピーを「ソト」と呼ぶ。最初にセットで頼み、2杯目以降は「ナカおかわり」と告げて焼酎だけを注ぎ足してもらう。1本のソトでナカを2杯から3杯楽しむのが、粋で経済的な酒場のリズムである。