命を託す名手は誰か?心臓血管外科で後悔しない病院選びの真実の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

日本の心臓外科界を語る上で、メディアを通じて広く知られ、実際に手術の地平を切り拓いてきた名手たちの存在を外すことはできない。その代表格が、順天堂大学特任教授の天野篤医師だ。2012年に当時の天皇陛下(現在の上皇さま)の冠動脈バイパス術を執刀したことで知られる天野氏は、心臓を動かしたまま血管をつなぐ「オフポンプ手術」の絶対的権威として、生涯で数千件に及ぶ高難度手術を成功させてきた。

心臓を大きく切り開かない低侵襲治療のパイオニアとして国際的に名を馳せるのが、渡邊剛医師だ。金沢大学教授を経てニューハート・ワタナベ国際病院を開設した渡邊氏は、手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた完全内視鏡下心臓手術で世界的な症例数を誇り、患者の早期社会復帰を牽引してきた。

さらに、医療情報の透明化と患者本位の治療を訴え続けてきた南淵明宏医師の功績も大きい。かつて昭和大学教授や大和成和病院などで数多くのオフポンプ手術を手掛けた南淵氏は、閉鎖的になりがちだった心臓外科の現場にメスを入れ、術前インフォームドコンセントの重要性を世に知らしめた。彼らレジェンドたちの挑戦が、今日の日本の手術水準を世界最高峰へと押し上げた原動力である。