ドラマ『ミス・パイロット』は、東京・蒲田にある小さな居酒屋の娘・手塚晴(てづか はる/堀北真希)が、ひょんなことから航空業界の超難関である自社養成パイロット試験に挑戦するところから幕を開けます。就職活動で連戦連敗中だった晴は、持ち前の素直さとどんな困難にもめげない天真爛漫さを武器に、奇跡的にANA(全日本空輸)のパイロット訓練生として採用されます。
物語の軸となるのは、晴を取り巻く個性豊かな仲間たちとの絆と確執、そして厳しい訓練を通じた成長です。パイロット訓練生チーム「チームP」の相関図には、実力と強い誇りを持つライバルの小田千里(相武紗季)、不器用ながら情熱を秘めた岸井泰治(間宮祥太朗)、お調子者の山田一男(藤井流星)らが顔を揃え、過酷なフライト訓練を通じて真のチームワークを築いていきます。
さらに、彼らを厳しくも温かく見守る鬼教官・国木田孝之(斎藤工)や、現役機長として訓練生たちに寄り添う篠崎一豊(岩城滉一)など、指導陣との人間ドラマも見応え十分でした。パイロットという過酷な現場で女性が道を切り拓いていくプロセスは、単なるお仕事ドラマの枠を超え、多くの人々に勇気を与えた名作として語り継がれています。