『ミス・ブランニュー・デイ』歌詞の真実!桑田佳祐が放つ鋭い風刺の総合ガイドをお届けします。専門的な知識がチェックできます。

この楽曲を歴史的傑作たらしめているのは、メッセージ性だけではない。当時、欧米から押し寄せていたニュー・ウェイヴのエレクトロニックな質感と、サザンが得意とする情感豊かなポップ・ロックの見事なハイブリッド構造だ。

イントロを象徴する原由子の疾走感あふれるシンセサイザーの旋律は、無機質な都市の冷たさと焦燥感を表現している。シンセポップの先進的なアレンジを取り入れつつも、バンドの肉体的なグルーヴを損なわない。この冷徹なトラックがあるからこそ、桑田佳祐のボーカルが持つ悲壮感と皮肉が際立つのだ。