ネット上では大規模な炎上が起きるたびに、「宮根誠司降板決定か」「ミヤネ屋打ち切りへ」といった憶測が飛び交います。しかし、テレビ制作の現場と興行ビジネスの内情を紐解くと、ネット上の願望と業界の現実の間には決定的な乖離が存在します。
まず誤解されがちなのが、「批判が殺到すれば局はすぐに司会者を降板させる」という単純な図式です。実際には、『情報ライブ ミヤネ屋』は読売テレビ制作でありながら日本テレビ系全国ネットの要となるドル箱番組です。広告代理店やスポンサー企業との長期契約、ローカル局への番組販売網など、何百億円規模のビジネスが宮根氏のMCを前提に構築されています。
さらに、最大の障壁となっているのが「後任不在問題」です。平日の昼間に2時間、生放送のハプニングに対応しながら番組を牽引できる全国区の帯番組司会者は、現在の芸能界・アナウンス界を見渡しても極めて希少です。局側にとって宮根氏の失言リスクは頭痛の種である一方、「彼を降ろして誰が同等の視聴率を稼げるのか」という現実的課題をクリアできないため、どれほどミヤネ屋降板の噂が過熱しようとも、実態としては綱渡りの延命が続いてきたというのが真相です。