ぎっくり腰を発症した際、良かれと思って行った自己流のケアが回復を著しく遅らせる原因になります。以下の5つの行動は絶対に避けてください。
- 激痛がある部位を強く揉む・マッサージする:筋繊維や筋膜が微小断裂を起こしている状態で外から強い圧力を加えると、組織の損傷が広がり内出血や炎症が悪化します。
- 痛みを無理に伸ばそうと前屈・回旋ストレッチをする:捻挫している関節や傷ついた靭帯を無理に引き延ばす行為は、傷口をさらに広げるのと同義です。痛みが完全に落ち着くまでは積極的なストレッチは厳禁です。
- 発症当日に長風呂に入る・サウナで汗を流す:前述の通り、急性炎症期に体温を大きく上昇させると血管が拡張し、炎症物質が一気に患部へ流れ込んで翌朝に起き上がれなくなる原因になります。
- 1週間以上ずっとベッドで寝たきりの完全安静を続ける:かつては「ぎっくり腰は治るまで絶対安静」と言われていましたが、近年の国内外の腰痛診療ガイドラインでは「過度な安静は回復を遅らせ、再発率を高める」ことが実証されています。激痛のピークが過ぎた後は、痛みの出ない範囲で日常動作を続ける方が血流が維持され、筋力低下も防げます。
- 中腰の姿勢で重いものを持ち上げる:回復傾向にある時期に、膝を曲げずに腰だけを曲げて荷物を持ち上げる動作は、腰椎椎間板に体重の数倍の負荷をかけ、即座の再発を引き起こします。