『もののけ姫』タタラ場の病気の正体!宮崎駿が語る隠された真相に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

『もののけ姫』の劇中、エボシ御前が治めるタタラ場の最奥部「奥屋」には、全身に包帯を巻き、顔や手足が不自由な状態の人々が集まって暮らしています。彼らが患っている病気について、作品公開当初は劇中で明確な病名が口にされることはありませんでした。

しかし、後に宮崎駿監督自身が語ったところによると、この病気の設定はハンセン病(旧称:らい病)を意図して描かれたものです。古来より日本では、外見の変化や感染への根強い誤解から「業病(ごうびょう=前世の報いでかかる病)」と呼ばれ、患者は激しい差別と偏見に晒されてきました。

映画の中では直接的な医学用語を使わず、当時の時代背景に沿った形で表現されていますが、過酷な身体症状に苦しみながらも知恵を絞り、軽量の新型石火矢を作り上げる姿は、過酷な病と闘いながら生きた人々の確固たる存在証明として刻まれています。