来場者が最も頭を悩ませるのが、木下大サーカスの指定席の違いと座席ごとの視野です。「無料の自由席でも十分楽しめるのか」「どの指定席を選べば後悔しないのか」という疑問に対し、劇場の構造から客観的に分析します。
木下大サーカスの天幕内部は、円形ステージ(アリーナ)を中心としたすり鉢状の構造です。最前列を取り囲む「リングサイド」、正面および斜め前方の傾斜スタンドに位置する「ロイヤルブルー」「ロイヤルイエロー」、そして後方および側面のスタンド端に配置された「自由席」に大別されます。
ここで知っておくべき最大の構造的特徴が、大テントを支える4本の巨大メインポール(鉄柱)の存在です。この柱の位置関係により、木下サーカスの自由席の見え方には大きなばらつきが生じます。
取材班が導き出した木下大サーカスのおすすめ座席の結論は、総合的な視認性とアクロバット全体の鑑賞クオリティにおいて「ロイヤルブルー席」です。リングサイド席は地上演目の迫力が圧倒的な反面、頭上高くで展開される空中ブランコを見上げる際に首への負担が生じます。一方、適度な傾斜があるロイヤルブルー席は、地上から空中までの立体的な演出を首を痛めることなく全体把握できる黄金ポジションと言えます。