奈良の隠れ聖地「角振」の謎!春日大社と鬼神を結ぶ歴史スクープに関する話題のニュースを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

角振の歴史を語る上で避けて通れないのが、春日大社境内およびならまち周辺に鎮座する角振神社、そしてそこに祀られる「角振隼総明神」の存在だ。伝承によれば、この神はかつて平安京や平城京を震撼させた猛烈な鬼神、あるいは渡来系の強力な武神であったと伝えられる。

奈良時代、国家鎮護の礎を築いた政治家・藤原不比等は、藤原氏の氏神である春日大社を整備する過程で、この荒ぶる神の霊威を恐れ、かつその絶大な力を利用するために丁重に祀り上げたとされる。鬼神を懐柔し、都の守護神へと変貌させる――不比等が仕掛けた政治的・宗教的なプロパティの痕跡が、角振の静寂の中に色濃く残っている。