ナースエイド(Nurse Aid)とは、病院やクリニックなどの医療機関において、看護師の指示のもとで患者の身の回りのお世話や環境整備を行うスタッフを指します。厚生労働省の公式文書では「看護補助者」や「看護助手」「看護アシスタント」と表記されますが、これらはすべて同一の業務を指す呼び名です。
知念実希人氏の医療サスペンスが火付け役となった『となりのナースエイド』(ドラマ・原作小説)では、主人公が患者の心に寄り添う姿が印象的に描かれました。実際の現場においても、医師や看護師以上に患者と長い時間を過ごし、身近な距離で不安を和らげるキーパーソンとして機能しています。
日々の具体的なナースエイドの仕事内容は、主に「直接介助」と「間接業務」の2つに大別されます。
1. 直接介助(患者への直接的なケア)
食事の配膳・下膳および食事介助、入浴・清拭(体を拭くこと)のサポート、トイレ誘導やオムツ交換などの排泄介助、車椅子やストレッチャーへの移乗・移動補助などを行います。
2. 間接業務(病棟の環境整備と看護補助)
病室のベッドメイキング、リネン類の交換、使用済み医療器具の洗浄・滅菌室への運搬、カルテや検査検体の搬送、備品の補充・点検など、病棟運営を円滑に回すための後方支援を担当します。