なぜ菱形?山口組代紋「山菱」に隠された恐るべき掟と真相を徹底解説に関する主要な事実を徹底的にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

代紋の持つ求心力が皮肉にも最大の火種となったのが、2015年夏に勃発した分裂劇である。司忍(篠田建市)六代目組長を中心とする名古屋主導の体制に対し、関西の有力二次団体が反旗を翻して結成された「神戸山口組」。この対立において最大の焦点となったのも、まさに「山菱の代紋をどちらが正統に継承しているか」という象徴闘争だった。

神戸山口組側も当初は山菱の意匠を使用し続け、正統性を主張した。だが、六代目山口組側はこれを「代紋の不正使用」と激しく糾弾。組織のアイデンティティそのものを賭けた意地のぶつかり合いは、幾重もの襲撃事件や報復劇へと発展していった。現在に至るまで続く緊張状態の中で、代紋は結束のシンボルであると同時に、決して引くことのできない抗争の火種として機能し続けている。