最新の尋常性痤瘡治療ガイドラインを改訂・提示する日本皮膚科学会の見解においても、部位ごとの適切な鑑別診断と初期治療の重要性が強く提唱されている。現場の皮膚科専門医によるアプローチは極めて合理的だ。
臨床の場では、まず患部の浸出液や膿を採取して顕微鏡検査を行い、原因微生物を瞬時に特定する。細菌性であれば適切な外用抗菌薬や内服抗菌薬を投与し、真菌性であれば外用抗真菌薬へと即座に切り替える。
自己流の洗浄でゴシゴシ擦る行為は、皮膚のバリア機能を崩壊させる自傷行為に等しい。弱酸性の泡で優しく洗い流し、水分を抑えるように拭き取る。これこそが医療現場の教える鉄則だ。