会計時の所作一つで、積み上げた信頼が崩れ去ることもある。デートや重要なビジネス接待の場面におけるポイント利用は、マナーの観点から極めて際どいラインだ。
レジ前でスマホ画面を突き出し、「ポイント使ってます」と店員とやり取りする姿は、同行者に強烈な「割引感」と「手抜き感」を印象付ける。心理学の観点からも、ハレの日の食事で過度な節約志向を見せられると、相手は「自分との時間を軽視されている」と感じやすい。
あらかじめスマート決済で処理を済ませていれば問題ないものの、会計の段になってから端数をポイントで支払おうともたつく行為は、スマートさとは程遠い。節約とケチの境界線は、第三者が介在した瞬間に一気に曖昧になる。