名古屋の辛いラーメンを語る上で避けて通れないのが、味仙各店で日常的に飛び交う専門用語「アメリカン」と「イタリアン」の存在です。初めて暖簾をくぐった観光客が戸惑うこの呼称には、常連客の要望から生まれた明確な構造の違いがあります。
まず「アメリカン」は、コーヒーのアメリカンになぞらえた辛さ控えめ仕様を指します。スープで割って辛味を薄めているため、唐辛子の鋭利な刺激が和らぎ、ベースとなる鶏ガラスープの風味や肉そぼろの旨味をよりストレートに味わうことができます。辛いものが得意ではない層や、翌日の胃腸への負担を抑えたいビジネスパーソンから根強い支持を集めています。
対する「イタリアン」は、エスプレッソのように「濃い」という意味合いから名付けられた激辛仕様です。スープの量を減らし、唐辛子とニンニクで煮込まれた特製ミンチ(通称:台湾ミンチ)を通常の1.5倍から2倍近く贅沢に投入。スープの表面を真っ赤なラー油の層が覆い、ひと口すするだけで喉を焼くような直接的な辛味と、凝縮された濃厚なコクが押し寄せます。なお、今池本店や一部の店舗では、イタリアンをさらに凌駕する「アフリカン」や「エイリアン」といった裏メニューの存在がマニアの間で語り継がれており、辛さの限界に挑む愛好家の登竜門として定着しています。
出張や旅行で訪れる際、移動の合間にこれらを堪能したいなら、新幹線改札から直行できる名古屋駅激辛ラーメンおすすめの筆頭である味仙JR名古屋駅店(名古屋うまいもん通り内)が利便性の面で外せません。連日行列が絶えない同店ですが、回転率の高さと妥協のない辛さは本店のスピリットを忠実に受け継いでいます。