地方百貨店「奇跡の復活」から2年――前橋スズランが示したコンパクト都市の新しい未来と街づくりの最前線の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

オープンから2年が経ち、各種データにも明確な変化が現れている。かつて顧客の7割以上を占めていた60代以上の層に加え、現在は20代から40代の来訪者比率が急上昇した。さらに注目すべきは平均滞在時間の変化だ。

周辺の馬場川通り遊歩道整備やカフェテラスの拡充に伴い、施設単体だけでなくエリア全体での平均滞在時間は以前の約1.5倍に伸びている。街を歩く人が増えれば、当然ながら周辺の個人商店や飲食店への経済波及効果も高まる。一企業の建て替えという枠組みを超え、地域全体の経済循環を回す強力なエンジンとして稼働している証拠だ。