千日回峰行でトイレはどうする?断食断水の堂入りと排泄の全真相に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

千日回峰行の極限状態について、比叡山で2度の千日回峰行を満行した故・酒井雄哉大阿闺梨や、吉野・大峯山で1300年の歴史上2人目となる大峯千日回峰行を満行した塩沼亮潤大阿闺梨の証言は、現代の医学常識を遥かに超えた生理現象の真実を物語っています。

塩沼亮潤大阿闺梨の自著や公式インタビューによると、吉野の四無行に入ると、2日目には尿が濃い茶褐色になり、4日目には老廃物を体外へ押し出す力すら失われ、血液の粘度が急上昇して体内の循環が危機的状況に陥ったと述懐されています。さらに、体内の水分が枯渇するにつれて、身体から発せられる匂いが激変。初期はお香のような香りだったものが、内臓が自己融解を始める後半には「死臭に近い異臭」へと変化していく感覚を自覚したと告白しています。

また、酒井雄哉大阿闺梨の残した手記でも、堂入りの後半には嗅覚が異常に研ぎ澄まされ、数キロ離れた里の炊事の匂いや、山奥を流れる沢の水の匂いまではっきりと感知できたと記録されています。排泄機能が停止し、内臓が活動を休止する極限の飢餓と脱水のなかで、脳の防衛本能が極限まで覚醒し、五感が生死の境で研ぎ澄まされていく様子が克明に記されています。