なぜホンダのスペンサーカラーは今も熱狂を生むのか?伝説の系譜と魅力とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

絶版車のレストアはもちろん、現代の最新バイクをスペンサーカラーに染め上げるオールペイント(全塗装)のオーダーは後を絶ちません。近年ではCB650RやCL500、さらには他メーカーのネオレトロネイキッドをベースに、スペンサーオマージュのカスタム外装を制作するビルダーも増えています。

スペンサー仕様のペイントを成功させるための重要ポイントは3点あります。

1. 車体ラインに合わせたストライプのアール調整:
オリジナルであるCB750Fの直線基調なタンクと、現代車のグラマラスなタンクでは面の構成が異なります。原型の比率を盲従するのではなく、タンクの稜線に沿ってマスキングの曲率を微調整することが美しい仕上がりの条件です。

2. ブルーの発色とシルバーの粒子感の統一:
アライ製ヘルメットの青味や、オリジナルのデイトナレーサーの色調を再現するため、キャンディ塗料やパール顔料の配合にこだわる調色技術が求められます。

3. デカールと段差消しクリア塗装:
「HONDA」ロゴの配置やストライプの段差を水研ぎで完全に消し去る丁寧なクリア塗装を施すことで、ファクトリーマシンさながらの滑らかな質感が生まれます。