テレビという新しいメディアの波に乗ったプロレス黄金期。その爆発的な人気の背景には、日本テレビによる全社を挙げた中継放送があった。街頭テレビに群がる民衆の熱気は、テレビ受像機の普及率を一気に押し上げる原動力となった。
そして力道山の威光は、弟子であるジャイアント馬場とアントニオ猪木という二大巨星への継承によって決定的なものとなる。巨人症に悩みながらもしなやかな体躯で魅了した馬場と、燃える闘魂を胸に鋭い目つきでリングに立った猪木。力道山という絶対的な太陽の陰で、若い二人が味わった厳格な指導と人間的矛盾。ドラマでは彼らの若き日と師との密密な確執も緻密な取材に基づき描かれる。