NHK連続テレビ小説の第76作として制作された『どんど晴れ』は、約2,150人の応募者の中から選ばれた比嘉愛未が主演を務め、一躍全国的な人気を獲得した出世作です。タイトルの「どんど晴れ」とは、岩手の民話の結びで使われる「めでたしめでたし」を意味する方言で、どんな困難があっても前を向いて歩むヒロインの姿を象徴していました。
物語を彩った豪華キャスト陣の競演も記憶に新しいところです。夏美の婚約者・加賀美柾樹を演じた内田朝陽をはじめ、厳格ながら深い愛情で夏美を導く大女将・カツノ役に草笛光子、女将・環役に宮本信子、義兄役に東幹久、そして若き日の神木隆之介など、重厚な実力派俳優が脇を固めました。横浜パティシエ見習いから伝統の「おもてなしの心」を学ぶ女将へ――夏美のひたむきな挑戦は、多くの視聴者の心を掴みました。