2026年に入り、主要高速道路の一部区間では「レベル4」自動運転トラックの限定的な社会実装が本格化した。一見すると「ドライバーの仕事が奪われるのではないか」という懸念を抱かせがちだが、現場の実情は大きく異なる。自動運転が担うのは、インターチェンジからインターチェンジまでの直線的な都市間輸送に過ぎない。
集荷拠点から高速道路に乗るまで、あるいは降りてから複雑な路地を抜けて納品先へ届ける「ラストワンマイル」および「ファーストワンマイル」の運転は、人間の繊細な判断とスキルが不可欠だ。自動運転車両の運行監視や、荷下ろし時の安全確認を兼ね備えたプロフェッショナルとして、現場でのドライバーの価値はむしろ高まっている。