年中児が自宅や練習場で取り組むべきメニューは、プロのフォームを真似させることではありません。最も推奨されるのは、ピッチャーが投げた球を打つのではなく、バッティングティーに置いたボールを打つ「ティーボール」形式です。静止したボールを打つ爽快感を味わうことで、バットの芯で捉える感覚が自然と身につきます。
また、家庭でできるおすすめの年中向け練習メニューとして、以下の3つが挙げられます。
- 風船・スポンジボールキャッチ:落下速度の遅い風船や柔らかいボールを両手で挟んでキャッチし、ボールの落下地点に入るステップを覚える。
- 的当てスローイング:壁に貼ったイラストや大きな段ボール箱を的にして、腕を大きく振って投げる楽しさを体感させる。
- 手投げトスバッティング:至近距離から下からゆっくり投げたプラスチックボールを、軽量プラスチックバットで打ち返す。
道具選びにおいても注意が必要です。大人の感覚で硬い本革グラブを買い与えると、握力のない年中児はグラブを開閉できず、捕球の楽しさを味わえません。幼児用グローブのおすすめは、柔らかい合成皮革やメッシュ素材で作られた8.5〜9インチ以下の超軽量モデルです。初めはグラブを使わず、両手でスポンジボールを捕る練習からスタートするだけでも十分な運動刺激になります。