かつては「周りと同じ格好をしていれば安心」とされた大学ファッションだが、現在のアパレル産業を取り巻く環境は激変している。若者の消費行動を分析する株式会社ZOZOのデータによれば、単なるファストファッションの着用にとどまらず、テクスチャー(素材感)や独特のシルエットで個性を表現するスタイルが急増中だ。
背景にあるのはSNSの普及による「視覚的な差別化」の欲求だ。誰もが同じブランドを着る時代だからこそ、生地の厚みや落ち感、絶妙なニュアンスカラーで差をつける。無難な量産型を抜け出し、自分らしさを探求する動きが今の大学生のメインストリームとなっている。