ぬいぐるみの可愛さを決定づける最大の要素は、パーツそのものよりも「目の位置とバランス」にあります。顔のパーツ配置には、見る人に「愛らしい」と感じさせる視覚的な黄金比が存在します。
幼く愛嬌のある顔立ちに仕上げる基本のコツは、「両目と鼻を結ぶラインがやや平たい二等辺三角形(または逆正三角形)」になる配置です。顔全体の中心線よりも少し低めの位置に目を置き、両目の間隔を離し気味にすると、幼獣のような無邪気な表情が生まれます。逆に、目を中央寄りに近づけると凛々しく大人びた印象にシフトします。
位置決めでの失敗をなくすためには、いきなり穴を開けたり縫い付けたりせず、必ずマチ針を使ったシミュレーションを行いましょう。左右からマチ針を刺し、正面だけでなく斜め上や横顔など、あらゆる角度から眺めて違和感がないか確認します。スマートフォンで写真を撮って画面越しに客観視すると、肉眼では気づきにくいわずかな左右のズレを一目で見抜くことができます。