ニューエラのつばに貼られた丸いゴールドやシルバーのステッカーを「剥がすべきか、残すべきか」という論争は、SNSや掲示板でも長年繰り返されているトピックです。
ニューエラシール剥がす理由と真相を紐解くには、1980〜90年代のアメリカ・ニューヨークのストリートカルチャーを理解する必要があります。当時、貧困地域であったゲットーの若者たちの間で、「自分は万引き品ではなく、正規品を正規の価格で購入した」という経済的証明(誇示的消費)として、値札やバイザーステッカーをそのまま残して着用する文化(Keep It Fresh)が誕生しました。また、いつでも新品同様の状態として転売・交換できるようにするための実用的な意味合いも兼ねていました。
しかし、2026年現在の成熟したファッションシーンにおいては、「ステッカーは好みに応じて剥がしても残してもどちらでも正解」というのがメディアおよび業界の統一見解です。長期間シールを貼り続けた場合、紫外線による日焼けムラが発生し、将来的に剥がした際に丸い跡が残るリスクが存在します。ミニマルな大人のスタイリングを目指す場合は速やかに剥がし、ブラックカルチャーへのオマージュやアイコニックなアクセントを楽しみたい場合は貼ったまま楽しむのが現代的なアプローチです。