国内の統括団体は、オープン参加の規程を極めて緻密に定めている。たとえば日本陸上競技連盟が管轄する競技会では、実力のある選手がペースメーカーとして、あるいは調整目的で他地区の大会にオープン枠で出走することが日常的に行われている。タイムそのものは公認されても、地区対抗の得点や順位付けからは完全に除外される仕組みだ。
一方、日本ゴルフ協会が主催・後援する競技でも、エントリー資格を満たさないアマチュアや推薦選手がオープン枠でプレーする場面が見られる。ここでもスコア自体は公式にカウントされるものの、公式タイトルやシード権の付与対象からは外れるのが通例だ。
問題は、こうした規程が要項の片隅に小さく記載されている点にある。エントリー資格の条件を読み飛ばしたまま「走れるなら同じだ」「出られるなら結果を残せばいい」と軽く考えて申し込むと、レース後に公式記録証明書が発行されないなどの痛手を被る。