パンセクシャルとは?バイとの違いと全性愛者が語る恋愛のリアルとはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

映像や出版における表現の質を支えているのが、LGBTQ+メディア・出版産業の地道な変革と、米国の権利擁護団体「GLAAD」のような組織の監視・提言活動だ。

GLAADが毎年発表するレポートは、主要スタジオやメディアがどれほど正確かつ公平にクィアのキャラクターを描写しているかを厳しく精査している。かつてのように「パンセクシャル=節操がない、浮気性」といったステレオタイプや、単なる奇抜なキャラクター設定として消費されるリスクを減らし、血の通った一人の人間としてのリアルな恋愛観を届けるための基準を作ってきた。

出版の世界でも、セクシュアリティの曖昧さや流動性をそのまま肯定するエッセイや小説が数多く世に出るようになり、言葉が持つ本来の繊細さが社会に浸透しつつある。