パープル・ヘイズの真価が描かれた伝説のエピソードといえば、ポンペイ遺跡を舞台にしたイルーゾォ戦(マン・イン・ザ・ミラー戦)です。鏡の中に引きずり込まれたフーゴを救うため、ジョルノとアバッキオが命懸けの連携を繰り広げる中、現実世界に残されたパープル・ヘイズが猛威を振るいました。
敵の姿が見えない苛立ちから、地面のレンガを粉砕して執拗に掃除する仕草や、鏡の破片越しに敵を睨みつける鋭い眼光は、まさに息を呑む緊迫感を生み出しました。そしてクライマックス、鏡の外へ逃げ出そうとしたイルーゾォに対し、ウイルスを満載した拳を叩き込む瞬間はジョジョ第5部「黄金の風」屈指の名シーンです。
アニメ版で炸裂した「ウバシャアアアアッ!」という耳をつんざく狂乱の叫び声とともに繰り出される容赦のないラッシュは、視聴者に強烈なカタルシスを与えました。ウイルスに侵され崩れ落ちていく敵を冷徹に見下ろす構図は、今でもファンの間で語り継がれる屈指のビジュアルショットとなっています。