SNSや知恵袋、学校の理科教室の現場では「指示通りに作ったはずなのに飛ばない」という悩みが毎年数多く投稿されています。現場で多発する原因を検証すると、共通する5つの致命的なミスが浮き彫りになります。
第1位:非炭酸用(お茶・果汁用)ボトルを使用して破裂・変形した
お茶や水、スポーツドリンクのペットボトルは耐圧構造になっていません。側面が四角く薄いため、空気圧をかけた瞬間に風船のように膨張・破裂し、水が噴出する前に機体が破壊されます。最悪の場合、破片で大怪我をします。必ず炭酸飲料用の球状・円筒形ボトルを使用してください。
第2位:先端(ノーズコーン)にオモリを入れ忘れている
「軽くしたほうが遠くまで飛ぶ」という直感的な思い込みから、先端を空洞のまま打ち上げるケースです。前述の通り、重心が後ろにあるロケットは発射台を離れた瞬間に空気抵抗で頭を振り、きりもみ状態になって真下に墜落します。
第3位:発射ノズルと空気入れの口からエア漏れしている
自作のゴム栓式発射台でよく見られる失敗です。空気を入れている最中に「シュー」と空気が漏れていると、ボトル内が所定の圧力に達しません。専用のOリング(ゴムパッキン)の劣化や、ノズルの締め込み不足を確認する必要があります。
第4位:羽(フィン)の強度が足りず、風圧で折れ曲がっている
薄いペラペラの紙や柔らかい段ボールで作られたフィンは、発射時の猛烈な風圧(時速100km超)に耐えられずへしゃげてしまいます。フィンが変形すると舵の役割を果たせず、軌道が大きく乱れます。
第5位:発射角度が不適切(高すぎる・低すぎる)
真上(90度)に近すぎると高度は出ても風に流されて危険であり、水平(30度以下)に近すぎると重力によってすぐに地面へ激突します。飛距離を競う場合の理論上の最適発射角度は40度〜45度です。