Q1:落花生アレルギーとピーナッツアレルギーに違いはありますか?
A1:医学的・物質的な違いは一切ありません。「落花生」は日本語の植物名、「ピーナッツ(Peanut)」は英語名であり、同一のタンパク質群を指します。食品表示法においても同一のアレルゲンとして特定原材料(義務表示)に指定されています。
Q2:血液検査でIgE抗体が陽性でしたが、今まで症状が出たことがない場合はどうすべきですか?
A2:症状が出たことがなく日常的に安全に食べているのであれば、検査値が陽性であっても自己判断で食べるのをやめてはいけません(無意味な除去はかえって耐性を失わせるリスクがあります)。一方、食べた経験がない状態で数値だけが高い場合は、自己判断で摂取せず、必ずアレルギー専門医に相談して経口食物負荷試験の要否を判断してもらってください。
Q3:ピーナッツを誤食してしまった直後、症状が何も出ていなくても救急搬送を呼ぶべきですか?
A3:明らかなアナフィラキシーの既往がある患者が明確に誤食した場合は、無症状であっても速やかに処方されている抗ヒスタミン薬やステロイド内服を行い、医療機関へ連絡してください。症状は摂取後30分前後で急激に悪化することがあるため、一人にさせず、すぐに救急要請ができる体制を整えて安静を保つことが鉄則です。
Q4:2026年現在、ピーナッツアレルギーを根本的に完治させる治療法はありますか?
A4:現時点で「完全に体質をゼロクリアして一生何を食べても大丈夫にする」という意味での完全治癒法は確立されていません。しかし、生物学的製剤を組み合わせた経口免疫療法や経皮免疫療法によって、少量であれば誤食しても重篤な症状が出ない「持続的無反応(安全域の獲得)」を目指す治療が臨床の主流となっています。