この歴史的タッグの起点となったのは、平井堅自らがペンを執った1通の「直筆オファーの手紙」でした。それまで自身のオリジナルシングルで他アーティストを大々的にフィーチャリングした経験がなかった平井堅が、初めて自発的にコラボレーションを熱望した相手こそが安室奈美恵でした。
報道各社の取材や当時のラジオ番組で明かされたところによると、平井堅は制作陣を通じて形式的に依頼するのではなく、「なぜ安室奈美恵でなければならないのか」という切実な想いを自筆の手紙に託しました。「ダメ元で手紙を書いた」「断られたらこの企画自体を取りやめる覚悟だった」と本人が振り返るほど、その熱量は並々ならぬものでした。
平井堅が安室奈美恵にコラボを求めた最大の理由は、彼女が放つ「圧倒的な歌姫のオーラと孤高の佇まい」でした。男女の甘いデュエットではなく、互いのボーカルと個性が火花を散らすスリリングな楽曲を成立させるには、安室奈美恵という唯一無二の表現者が不可欠だったのです。手紙を受け取った安室奈美恵は、その強い情熱と楽曲のコンセプトに深く共鳴し、即座に出演を快諾しました。