ピザオブデスの真実と現在|横山健が貫くDiy精神と歴代バンドの全貌に関する話題のニュースをまとめてご紹介します。最新情報を求める方は必見です。

日本の音楽産業史において、日本のインディーズレーベルの歴史を語る上で欠かせない転換点が1999年のPIZZA OF DEATH RECORDSの完全独立です。当時、トイズファクトリー傘下のレーベル内レーベルやハウリング・ブル(HOWLING BULL)の流通を経ていたHi-STANDARDは、バンド自らの意思決定と表現の自由を完全に掌握するため、独立法人としてのレーベル運営へ舵を切りました。

その象徴となったのが、1999年夏にリリースされたアルバム『MAKING THE ROAD』です。大手レコード会社を通さないインディーズ流通でありながら国内外で100万枚以上のセールスを記録したこの出来事は、音楽業界の既成概念を粉砕しました。横山健がピザオブデスを立ち上げた最大の動機は、単なるビジネスの拡大ではなく、「自分たちの音楽の責任は自分たちで取る」というパンクロックの根本思想の実践にありました。

Hi-STANDARDのレーベル設立経緯を振り返ると、契約や宣伝方針を他人に委ねず、CDの卸値や販売価格、アートワーク、ツアー日程に至るまでメンバー主導で決定するシステムを構築したことが分かります。この徹底した自主管理体制が、その後の日本のロックシーンにおける数多くの自主レーベル設立の青写真となりました。