かつて「街ディスりネタ」でブレイクした当時、彼女の魅力は斜に構えた視点と鋭い毒舌にあった。しかし、キャリアを重ねるにつれて見えてきたのは、過剰な演出や飾りの一切ない、人間に対する深い洞察力だ。酒場での泥酔エピソードさえも笑いに昇華させるトーク術は、徹底した客観性とセルフプロデュースの賜物に他ならない。
カメラの前で見せる豪快な飲みっぷりや奔放な立ち振る舞い。その裏には、共演者の微妙な空気の変化を瞬時に察知する繊細なアンテナが張り巡らされている。毒を含みながらも決して誰も嫌な気分にさせない「愛される毒舌」の技術は、一朝一夕で身につくものではない。