しかし、単に「優しそうなおじさん」というだけでは、群雄割拠の芸能界を生き残ることはできない。彼らの真の強みは、その穏やかな外見の裏に潜む「狂気」や「鋭さ」とのギャップにある。普段はニコニコと温厚そうに見えるのに、いざフリートークやコントに入ると、狂気じみたキャラクターに変貌したり、社会の不条理を鋭く切り裂くような切れ味鋭いワードを放ったりする。
この二面性に、視聴者は強く惹きつけられる。メガネという「知性」や「常識」のフィルターを通すことで、過激な笑いも不思議と上品にパッケージ化されるのだ。この構造を理解し、セルフプロデュースに成功した者だけが、現在のポジションを確立している。