福岡県宗像市および福津市を舞台とする「宗像・福津コース」は、起伏に富んだ地形と海風の影響を受けやすい難所として知られています。宗像ユリックスを発着点とするこのレイアウトは、単なる走力だけでなく、気象条件に応じた集団走の技術や心理的な駆け引きが要求されます。
特にレースの天王山となったのが、最長区間(10.7km)を誇る3区と、勝負を決定づけるアップダウンが待ち受ける5区(10.4km)です。各チームの監督陣が打ち出した区間エントリーを比較すると、主力を3区に投入して先行逃げ切りを図るプランと、5区に実力者を配置して終盤に追い上げるプランで明確に対照的なアプローチが見られました。
報道各社の取材データによれば、強風が吹き荒れた海岸線エリアでは単独走となった選手が大きくペースを落とす場面が散見され、集団後方で風を遮りながら体力を温存したチームが後半区間で怒涛の追い上げを見せる結果となりました。コースの特性を熟知したペース配分が、まさに順位の明暗を分けたといえます。