現在、地域で最も高い関心を集めているのが岐阜県立多治見病院の移転建て替え計画です。現病棟は長年にわたり東濃地域の拠点として機能してきましたが、建物の耐震性や老朽化、設備の近代化への対応が喫緊の課題となっていました。岐阜県が進める医療再編計画に基づき、単なる建て替えにとどまらない次世代型スマートホスピタルの構築が進められています。
東濃医療圏の病院再編ニュースにおいて注目すべきは、近隣の公立・公的病院との機能分担と連携強化です。高度急性期医療、重症救急、がん診療、そして小児科・産婦人科が担う総合周産期母子医療センター機能を集約・強化する方針が明確に打ち出されています。
新病院の構想では、災害時の拠点機能強化はもちろん、感染症パンデミックに即応できる陰圧病床の拡充、最新のロボット支援手術設備の導入、さらには医師募集・看護師求人の強化による医療従事者の確保と働き方改革の推進が一体となって計画されています。医療従事者にとっても魅力的な教育・臨床環境を整備することで、深刻化する地方の医師不足に歯止めをかける狙いがあります。