最近の行列を観察していて気づくのは、海外からの旅行客の姿が目立って増えていることだ。かつては都市部のアキバや新宿、博多の有名店に集中していた外国人観光客の足が、今やレンタカーやローカル線を乗り継いで千葉の郊外まで伸びている。
背景にあるのは、世界的な「リアルなローカルフード体験」への欲求の高まりだ。大手チェーンや観光地化された店舗では味わえない、日本の地方に根付くディープな食文化。言葉の壁を越えて伝わる圧倒的な味の暴力は、海外の食文化コミュニティでも熱狂的に語られており、わざわざ足を運ぶ価値のある体験として認知されている。