事件の発端は2022年6月29日夜、大分県別府市野口原の交差点で発生しました。信号待ちをしていた男子大学生2人の原付バイクと軽二輪車に対し、八田與一容疑者が運転する軽乗用車が制限速度を大幅に超過した時速数十キロでノーブレーキのまま追突。大学生1名が死亡、1名が重傷を負いました。現場に車両を乗り捨てた八田容疑者は、その足で海の方向へ裸足同然で逃走し、現在に至るまで行方をくら走らせています。
この別府大学生ひき逃げ事件の概要において特筆すべきは、2025年6月に大分県警が容疑を殺人および殺人未遂へと切り替えた点です。ひき逃げ事件の容疑者に対して殺人罪が適用され、警察庁の重要指名手配に指定されたのは日本の交通犯罪史上きわめて異例の事態でした。これにより重要指名手配の懸賞金は最大800万円(警察庁公費300万円+遺族有志による私費500万円)に達し、全国から寄せられた八田容疑者の最新目撃情報は累計8,300件を突破しています。