アニソン業界全体にとっても、過去のアーカイブ楽曲とアーティスト本人の現代的なコンプライアンスやSNS上の言動とのバランスは、極めて繊細な問題である。日本コロムビアをはじめとするレコード会社や制作側は、過去の輝かしい名曲の配信や再構築を続ける一方で、演者のSNS炎上というリスクに晒され続けている。
作品のライセンス管理やイベント出演のキャスティングにおいて、過激な発言を繰り返すアーティストへの対応は年々厳しさを増している。アニメファンが求める「作品への没入感」を守るため、企業側も難しい対応を迫られているのが実情だ。