そもそも、封書に入っている「信書」とは何を指すのか。総務省のガイドラインおよび郵便法において、信書とは「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と定義されている。請求書や納品書、各種通知書など、個人や特定の法人に向けられたメッセージの多くがこれに該当する。
変革が進む郵便・物流産業においても、信書の厳格な保護は事業の根幹をなす原則だ。日本郵便株式会社が手掛ける郵便サービスでは、配送過程における信書の秘密保持が厳しく義務付けられている。デジタル化が加速する現代にあっても、紙媒体で送られる信書の物理的な厳秘性は、依然として高い公的価値を担保されている。