萩原健一の死因Gistと8年極秘闘病の真相|妻が看取った最期と遺言の総合ガイドを解説します。役立つ情報がチェックできます。

萩原健一さんの訃報に際し、所属事務所から発表された直接の死因は「消化管間質腫瘍(GIST=ジスト)」でした。この病名は一般的な胃がんや大腸がんとは根本的に異なり、消化管の壁の筋肉層にある特殊な細胞(カハール介在細胞の前駆細胞)から発生する「肉腫(サルコーマ)」の一種です。

国立がん研究センターなどの統計データによると、GISTの発症頻度は年間に10万人あたり1人から2人程度とされる極めて珍しい疾患です。胃や小腸、大腸などの粘膜下組織に腫瘍ができるため、通常の胃カメラ検査などの表面観察では初期病変が見逃されやすく、ある程度腫瘍が大きくなって出血や痛みを伴うまで自覚症状が出にくいという特徴を持ちます。

萩原さんがこの病気の告知を受けたのは2011年のことでした。当時すでに外科的な切除手術を受けたものの、肉腫特有の再発や転移のリスクと隣り合わせの状況が続いていました。晩年は分子標的薬による薬物治療を行いながら、副作用と戦いつつ作品作りに情熱を注ぎ込んでいたことが、後の取材で明らかになっています。