受験生や保護者が最も気にする「合格判定の信頼性」ですが、結論から言えば、志望校選びの判断材料として極めて高い精度を誇ります。特に受験者数が数万人規模に達する地域では、蓄積された過去の追跡調査データ(模試の成績と実際の入試当日の合否結果)が膨大であるためです。
例えば、神奈川全県模試の偏差値表では、学力検査の得点力だけでなく、高校ごとの「内申点と当日の学力検査、面接・特色検査の比率」を精緻に組み込んだ総合評価が行われます。神奈川県の入試制度特有の選考基準に完全連動しているため、算出される合格可能確率(A判定〜E判定)は実際の合否と極めて高い相関関係を持ちます。
また、愛知全県模試の判定基準においても、愛知県独自の複合選抜制度に合わせた内申点との相関表が緻密に構築されています。当日点重視の高校なのか、内申重視の高校なのかによって、同じ偏差値でも判定が変わる仕組みが整備されているのが強みです。
ただし、合格判定を見る際は「記号(A〜E)」だけに囚われてはいけません。合格圏内であっても安全圏の下限にいるのか、あるいはあと数点で上位判定に届く位置なのかといった度数分布表内での立ち位置を必ず確認することが大切です。