訪日外国人観光客にとっても、日本の座敷は魅力的な異文化体験の場だ。しかし、従来の格式高い料亭はハードルが高く、マナーや料金の面で敬遠されがちだった。そこで登場したのが、カジュアルな価格帯で本格的な和室体験ができるランチスポットである。
靴を脱いで上がった瞬間の木の香りに驚き、畳に直に座る感触を新鮮に楽しむ外国人の姿は、いまや日常の光景となった。多言語対応の案内タブレットや、座り方のコツを解説したイラストカードを用意する店舗も増えており、文化的な障壁を感じさせずに日本の伝統空間を楽しんでもらう工夫が随所に凝らされている。