構造がシンプルな単独タンク(便座とタンクが独立している組み合わせ便器)であれば、ホームセンターやネット通販で適合パーツを入手し、自分自身で修理(DIY)することが可能です。難易度別の修繕手順を解説します。
作業前には必ず止水栓を閉め、タンクのフタを垂直に持ち上げて安全な床(マットの上など)に避難させてください。手洗い管がフタに繋がっているタイプは、裏側の接続蛇腹ホースのナットを手で緩めてから外します。
1. タンク内の鎖が外れているだけのケース(所要時間:約3分 / 難易度:★☆☆☆☆)
チェーンが切れておらずフックから外れただけであれば、レバーのアーム先端にある穴にフックを引っ掛け直すだけで完了します。ポイントはチェーンのたるみ具合(遊び)を2〜3玉分持たせることです。鎖をピンと張りすぎるとフロート弁が浮いて水がチョロチョロ漏れ続け、逆に緩めすぎるとレバーを回しても弁が上がりきらず流れません。
2. タンク内のチェーンが切れている・フロート弁を交換するケース(所要時間:約15分 / 難易度:★★☆☆☆)
チェーンが破断している場合や、フロート弁のゴムが劣化して触ると手が黒く汚れる場合は、フロート弁ごと一式交換します(部品代:800円〜1,500円程度)。
- 止水栓を閉め、タンク底に残った水をバケツへ汲み出すか、フロート弁を手で持ち上げて便器へ排出します。
- オーバーフロー管の根本にある突起からフロート弁の支持部を外し、古い弁を取り外します。
- 新しいフロート弁を同じ位置にはめ込み、チェーンをレバーアームのフックに適切な長さで固定します。
- 止水栓を開け、レバーを回して正常に水が溜まり、止まるか動作確認を行います。
3. トイレレバーハンドル自体を新品に交換するケース(所要時間:約20分 / 難易度:★★★☆☆)
レバーの回転軸が空回りしている場合は、レバーユニット一式を交換します(部品代:1,500円〜3,500円程度)。
- 古いレバーに繋がっているチェーンを外します。
- タンク内側にある固定ナットをモンキーレンチやウォーターポンププライヤーで緩めます。※注意:多くのトイレレバー固定ナットは「逆ネジ(時計回りで緩む)」設計になっているため、回す方向に注意してください。
- タンク外側へ古いレバーを引き抜き、新しいレバーを差し込んでパッキンとナットでしっかり締め付けます。
- チェーンを接続し、スムーズに開閉するかレバーを動かしてテストします。