家系ラーメンの歴史を語る上で欠かせないのが「系譜」の存在です。らっち家の創業者である通称“らっち”店長は、壱系の総本山である「壱六家」の瀬谷店で長年にわたり腕を振るい、ファンから絶大な信頼を寄せられていた伝説的な職人です。その後、2014年に同地で独立を果たし、屋号を「らっち家」として新たな歴史を刻み始めました。
壱系のトレードマークといえば、何といっても「トッピングのうずらの卵」と「白濁したクリーミーな豚骨スープ」です。らっち家では、壱六家時代から培った伝統技術をさらに研ぎ澄ませ、ゲンコツや背ガラを大量に使用して絶え間なく火加減を調整。重厚でありながら臭みのない、極めて純度の高いスープを毎朝丹念に仕込んでいます。
合わせる麺は、壱系御用達として知られる長多屋製麺の中太ストレート麺。コシの強さとモッチリとした噛み応えがあり、濃厚な豚骨スープをしっかりと持ち上げます。噛むたびに小麦の甘みが広がり、スープの塩気と完璧なハーモニーを奏でます。