日本の視覚文化の基盤を語る上で、みふねたかし氏が運営する「いらすとや」の存在を避けて通ることはできない。官公庁の告知物からテレビ番組、YouTubeのサムネイルに至るまで、あらゆるメディアを席巻したあの温かみのあるタッチは、日本のグラフィックデザイン産業の風景を一変させた。
誰が見ても一瞬で文脈が伝わり、決して誰も傷つけないトーン&マナー。デザインのプラットフォームであるPinterest上でも、いらすとやに端を発する「親しみやすさと視認性の両立」は、インフォグラフィックやWebデザインにおけるひとつの黄金律として世界中のクリエイターに研究されている。